神戸市立王子動物園:兵庫県神戸市 (旦旦[タンタン]、メス)
アドベンチャーワールド:和歌山県白浜町 (永明:オス、良浜:メス、愛浜:メス、明浜:オス、梅浜:メス、永浜:オス、海浜:オス、陽浜:メス)
東京都恩賜上野動物園:東京都台東区 (リーリー:オス、シンシン:メスの2頭、2011年4月1日より公開)
梅梅(2008年10月15日死亡)は来日前に中華人民共和国で双子の姉妹(奇縁:メス、奇珍:メス)を出産した経験があり、第3子である良浜を妊娠した状態で来日した。
良浜の母は梅梅であるが、父は中華人民共和国にいる哈藍(哈蘭とも書く。2006年成都動物園にて死去)であり、永明と良浜の間に血縁関係はない。
愛浜、明浜(および、成都にいる雄浜、隆浜、秋浜、幸浜)は永明と梅梅の間の子である。
永明は梅梅の双子の姉(蜀蘭)との間に、人工授精により、2002年に中国で生まれた子(蘭宝:オス)がいる。
東京都恩賜上野動物園(東京都台東区)で飼育されていた陵陵(リンリン)が2008年4月30日に死亡したため、日本が所有権を持つジャイアントパンダはいなくなった。現在、日本国内で飼育されているジャイアントパンダはすべて中華人民共和国から借り入れている。なお、陵陵は血縁上、永明の伯父にあたる。
2011年2月21日に上野動物園へパンダ2頭が到着した。公開は2011年3月22日から予定していたが、東日本大震災の影響で4月1日からとなった。
2008年9月13日に良浜がメスとオスの双子(梅浜:メス、永浜:オス。2008年11月13日命名)を出産した。これらは日本初の3世代目のジャイアントパンダである。なお、父親は永明である。
2010年8月11日に永明と良浜の間にオスとメスの双子(海浜:オス、陽浜:メス。2010年10月8日命名)が誕生した。9月4日より、一日2回、20分間一般公開されている。
中華人民共和国の中国共産党は各国との関係発展のために相手国にパンダを贈呈する、いわゆる「パンダ外交」を展開してきた。これが転じて、アメリカなどでは親中派が「パンダ・ハガー(panda hugger、パンダを抱く人)」と呼ばれることがある。
日本においては、1970年代にジャイアントパンダの大ファンである黒柳徹子が紹介し、その後日中国交正常化により上野動物園に中国から2頭贈られたため、日本中にパンダ・ブームが起こった。
また、2005年に、中華人民共和国と「中国の代表権」をめぐって対立を続けている中華民国(台湾)の比較的親中的な野党である中国国民党および親民党代表団が中華人民共和国を訪問した際に、中国共産党側から中華民国にジャイアントパンダを贈る約束を取りつけた。これに対して民主進歩党出身の陳水扁政権は、ワシントン条約に基づき、中華人民共和国政府が輸出許可書を発行することを求めた。これは「パンダ外交」による国民の反中心情の緩和を警戒したものである。しかし、中華人民共和国政府は「国内移動」として、これを拒否した。そのため、中華民国政府はパンダの輸入を許可していない。しかし2008年の馬英九政権の対中緩和政策でジャイアントパンダを受け入れた。
現在ではワシントン条約とその加盟国が独自に条約運用のために定めた法の影響で学術研究目的以外での取引は難しいため、外交としてパンダが贈られることはなくすべて「中国籍」でレンタルとなっている。過去に贈られたジャイアントパンダはその当事国の国籍を持っているが、その数は少ないため「非中国籍」同士での繁殖は難しく、しかし、片方の親が中国籍であれば生まれた子供はすべて「中国籍」となり、課金対象になってしまう。また、そのレンタル料も高額であり、つがい一組で年間1億円程度、自然死であると証明できない死亡における賠償額は5千万円程度で契約されている。その資金は本種の研究費や生息地保護資金に充てられている。このような事情から、資金難から本種を返還した国もあり、本種はもはや外交ではなく、ビジネスであるとも言われている。